19xx年、アメリカの某州で起こった事件である。

「大自然で心と体の健康を」と謳い10歳から15歳までの少年少女25人が、保護者である大人2名と厳しい自然で有名な某州にある標高数千の山へ挑戦する。
持ち物は各自の裁量に任せられ、それも自然への厳しさを伝えるという意味合いであり、勇敢な若者たちは多くの見送りの声に背中を押され某日早朝から登山開始。
三日目まではそれぞれ和気あいあいと事が進み、リーダーである保護者の2名も子供たちの自主性や思わぬ発想、機転に驚かされつつも助け合い進んでゆく。

四日目、天候は突然の荒れ模様となり、予定を大幅に遅れてベースキャンプを設営。比較的身軽な服装であった数名が軽傷を負い、一行はここへ留まることとなる。

六日目。天候未だ収まらず。食料が尽き始める。具合の悪くなる者が増え始め、健康な子供たちが彼らを励ましあい懸命に介護する。
保護者のうち1名が事態を重く捉え、一人下山し麓に救助を呼びに行く決断をくだす。
自分たちだけで登頂するという目的のある子供たちは大人に反発するが、目の前で苦しむ仲間を見て苦い思いで一名の下山を見送り、ここで救助を待つことになる。

八日目。食料がいよいよもって尽き始める。残る大人一名が決死の覚悟でベースキャンプから遠く離れた場所で食料の調達を始める。

十日目。元気な子供たちが大人とともに食料の狩りへ出かけることになる。

遭難開始から十五日後、狩りから帰宅した一行はかねてより具合の悪かった子供数名を看取る。
狩りの成果で猟銃を得た子供たちはこれ以降、救助を待たず集団で狩りをしながら登頂へ向けて移動を始める。

一方無事下山した大人、麓の警察へ駆け込み捜索を開始するもベースキャンプにはわずかな食料と数名の子供の遺体のみ発見。
亡くなった子供は物資の乏しいなかでも丁寧に安置されており、子供たちの仲間に対する思いやりが見て取れた。

あてどなくすれ違い彷徨う捜索隊と子供たち。

季節は変わり冬の訪れを告げる。捜索隊は二次被害を避けるため春まで捜索の中断を決定。

決死の覚悟で山頂を目指す子供たちが、真冬の荒れ狂う山へ閉じ込められることとなる。

春先。捜索再開した警察と地元の応援団は幾手にも別れ山狩りをする。しかし捜索は難航。獣に襲われたとおぼしき捜索隊の死体がいたずらに山に重なる。

捜索隊の死体から異常を感じた麓の医者たちは声明を発表。
これここに至り、捜索隊を殺していたのは獣ではなく人間であり、その相手は行方不明の子供たちの可能性が高いと告げられる。

初夏間近、ついに子供の一人の救助に成功。衰弱しきっており同行できないと判断されたためか、子供は杉の木に縛り付けられ、木には十字が刻まれ、周辺は小枝で飾られていた。
救助された子供の発言は非常に覚束無い。
同様に打ち捨てられた子供がいると思われ、付近の捜索を急ぐ。

地元の猟師団、風なりの向こうに人影を確認。

その姿は人間とも獣とも判断つかず。二本足で歩行し、数は数名。
目撃した瞬間、猟師たちはその底冷えのする得体の知れない恐怖に動くこともできなかったと話す。

二年目の冬が近づき始め、州はいよいよもって焦りを見せる。

探索隊の被害も増え、ついに子供たちを「保護」ではなく「捕獲」するという命令がくだる。
この頃には山へ入った者への略奪、殺害おびただしく、それらは残る一名の大人の号令のもと、子供たちが行っていると判断せざるを得ない状況にあった。

晩秋、白骨化した遺体を発見。死後一年は経過しているとのこと。調査の結果、同行していた大人一名の死体と確認される。
これにより山へ封じられた子供たちは大人の命令ではなく己の生の赴くまま強奪している事実が判明。

二年目の冬到来。捜索隊再び捜査打ち切り。
残る子供の数は、その精神状態は、様々な思いを残し荒れ狂う山に子供たちは閉じ込められる。





という夢を見たんだ。
なんかありそうな話でネタになるかと思ったけど、クロコダイルに比べてネタとして微妙だったのでここに書き残し。
少年少女漂流物は仲違いもいいけど仲良く外道も好きです。